本日もゆるふわでやってまいります。とんぺーフィットネスです。
今回は僕がパワーリフティングのトレーニングで使用する用具について紹介していきます!!
パワーリフティングとは?
パワーリフティングとは「スクワット」「ベンチプレス 」「デッドリフト」の筋トレにおいて超基本となるBIG3と呼ばれる種目の合計重量を競う競技です。



合計重量を競う競技なので、普段のトレーニングから一般的なトレーニーが使用しないような高重量を扱うことが多いので、使用する器具もリフターならではのものがあります。
今回はパワーリフターがトレーニングで使用するアイテムを10個(僕が使用しているもの)を紹介していきます!
トレーニング器具
①リストラップ

まずはリストラップです。後述する”リストストラップ”と名称が似ていてややこしいのですが、「リスト(手首)」を保護する「ラップ」で「リストラップ」です。
主な使用用途としては、「ベンチプレス 」で高重量のバーベルを持つ際に、手首を痛めないようにするために用います。

トレーニング用具の中で実はこのアイテムが一番最初に購入したものなので、かなり思い入れがあります。
僕はINZER社というパワーリフティング製品を製造している会社として有名なメーカーのものを購入しました。

パワーリフティングをする上ではある程度の”固さ”がリストラップには求められるので、INZER社は固いものの中ではまだ柔らかい方なので、
パワーリフティング始めたての方に非常に向いている一品だと思います。
ちなみにINZERは海外のメーカーで日本に正式な販売店がないので輸入する形となります(注文は英語なので非常に面倒です😅)
値段自体は17ドル(約1800円)なのですが、

運送費が加わるので3000円くらいになります。

海外から輸入するのはきちんと届くか不安という方はAmazonでも購入できます。
サイズは30cm,50cm,90cmの3種類ありますが、僕は初心者の方であれば50cmで問題ないと思います。
ベンチプレスを極めている方は90cm以上のサイズのものを使用する方が多いのですが(よりサポート力が強い)
あまりに長すぎると巻くのが億劫になるのと50cmでも手首のサポート力は十分あると思っているからです。
実際僕はこのINZERのリストラップを3年近く使用していますがベンチプレスで手首に不安を感じたことはありません。
(MAXでも160kgくらいとパワーリフターの中では特段強いというわけでもないのもありますが…)
ただ流石にマジックテープが弱くなってきた気がするので機会があれば新しいものを購入するつもりです。
ちなみに「ベンチプレス」以外でも「スクワット」で使用します。
パワーリフターが主に使用するフォームは、バーベルを腕でも支えるので手首にも強いバーベルの重みがかかるからです。

トレーニングを続ける上では怪我することは最も避けたいことで、特に手首などの関節は怪我しやすい部分でもあるので、そこをサポートしてくれるリストラップは、パワーリフティングを始める上では早い段階から使用した方が良いと思います。
②パワーベルト
パワーベルトは、高重量を挙げることを目的として作られたベルトです。
一般的なトレーニングベルトは前部分の幅が後ろに比べて狭くなっているものがほとんどですが、

パワーリフターが使用するベルトはベルトの幅は一定です。

厚さ13mm,幅10cmの共にパワーリフティング大会で使用できる最大サイズです。
さらに厚みも一般のものとは比べられないくらい厚く、最初僕が使用したときは固すぎて身体に合わず、不良品かと思いました😅(2週間ほど使っていたら柔らかくなって慣れました)
このベルトはパワーリフティングを初めて3ヶ月ほどして、スクワットやデッドリフトといった体幹を強く使う種目の重量が伸びてきたタイミングで購入しました。
このベルトもINZER社のものでアメリカから輸入してきたのですが、リストラップと違って重量と体積がある分、運送費だけでかなりかかりました。

このベルトの良い点は厚みと幅が大会で使用できる最大の規格なので、装着時の安定感が一般的なものとは段違いです。
このベルトの安定感に慣れてしまうと、普通のベルトを使った時に心もとなさを感じるようになります。
ベルトの効果としては、ベルトの圧迫により、腹圧を強くかけられるようになることで体幹が安定します。
感覚としてはパワーベルトを装着するだけでベルト無しの時と比べてスクワットやデッドリフトのMAXは20kg近く伸びるといっても過言ではありません。
そのくらい体幹を強くすることによる高重量の影響は大きいです。
さらにこのベルトは「レバー式アクションベルト」と言われるもので、ワンタッチでベルトの着脱ができます。
ベルトをつける際に手間がいらないので、トレーニングの際にストレスフリーでパワーリフティングの練習が行えます。
パワーベルトを使い始めてからより安全に高重量のスクワットとデッドリフトを行えるようになりました。
ちなみに僕は「ベンチプレス」においても体感をかなり固めるのでパワーベルトを使用します。(ベンチではベルトをしない方もいますが僕はした方が高重量を挙げやすいと感じます)
3種目すべてで使用する「パワーベルト」はパワーリフティングを行う上ではなくてはならないものです。
デメリットは値段が高いことと海外製品のものは輸入の手間がかかることです。
Amazonなどではパワーリフティングの公式大会で使用できるベルトが販売されていないので、日本語でも購入できるサイトでオススメは「武器屋.net」と「SBD」です。
ただしレバーアクションタイプのものは高価で3万円ほどするので、最初は1万円程度のピンタイプのベルトを購入するのも良いかもしれません。

③シューズ
パワーリフティングをする際に気をつけるべきなのはシューズです。
一般的なトレーニーの方は底にある程度クッション性のあるシューズでトレーニングをする方が多いと思いますが、(有酸素運動には適している)
パワーリフティングをする方は底の薄いシューズを履く方が多いと思われます。
特にデッドリフトなどをする際はソールが薄ければ薄いほどバーベルを引く距離が短くなって、より高重量を扱えるようになるのでほぼ全てのリフターが底の薄いシューズを使用します。
スクワットの際に「スクワットシューズ」といったカカトの高いシューズを使用する方もいますが(カカトが高いのでしゃがみやすい)、始めたてのうちはソールの薄いシューズで足首や股関節の柔軟性をある程度獲得することをおすすめします。
おすすめのシューズは「たびぐつ」と「テスラベアフットシューズ」です。
たびぐつ

たびぐつは本来、建設現場などでとび職の方が用いるものですが、ソールの薄さとグリップ力の強さから、パワーリフターからの絶大な支持を得ています。

たびぐつにも種類があるのですが僕は「kita」というメーカーのものを使用していました。
理由は1000円で購入できる価格の安さです😄
気をつけるべき点としては、サイズを普段のシューズよりも−1cm小さいものを選ぶことです。
靴紐などがついていないのである程度の締め付けがないとトレーニング中に脱げる心配があるので、最低でも−1cmのものを購入しましょう。
(僕は普段のシューズが27.0cmでたびぐつは25.5cmのものを履いていました)
ネットでシューズを購入するのが不安な方は近くの「ワークマン」などDIY系の店舗に行って実際に履いて購入することをオススメします👍
テスラ ベアフットシューズ
もう一つオススメしたいのが「テスラ ベアフットシューズ」です。

このシューズは1ヶ月ほど前に購入したもので、たびぐつが長年にわたる使用によりゆるくなっていたことと、もう少しデザインが華やかなものを購入したいという理由で買いました。
価格が3000円程度だったこともあり、シューズにかけるお金がそこまでない自分にとっては購入しやすい製品でした。
グリップ力も申し分なく、デザインもおしゃれでトレーニング中のモチベーション向上にもつながったので購入して正解でした!😄
ただしこのシューズもたびぐつと同様に−1cmのサイズを選択しないと若干ゆるさが気になってしまいます
(靴紐があるのでサイズをミスしてもたびぐつほどは気になりません)
興味持った方は以下の記事で更に詳しく説明しているので見ていってください!
④液体チョーク

液体チョークは主に「デッドリフト」の練習の際に使用します。
というの200kg近い重量を持つと、背中の筋肉よりも先に握力が持たなくなってバーを落としてしまうことがあります。
液体チョークを手にまぶしておくことによって握力を気にせずに高重量でのトレーニングが可能になります。
本番が近くなってくると、液体チョークでの練習頻度が多くなります。
なぜならパワーリフティングの大会ではパワーグリップの使用ができないからです。
本番では液体ではなく粉のチョーク、いわゆる炭酸マグネシウムを使用することが多いと思うのですが、一般のジムでタンマグを使用すると床が粉だらけになり、確実にひんしゅくを買います😅

なので普段通っているジムで滑り止めを使用したいときは「液体チョーク」を使用するようにしましょう。
⑤パワーグリップ

パワーグリップはボディビルダーの方が使用するイメージですが、パワーリフターも練習の際に使用します。(大会では使用できないので注意が必要です)
というのもデッドリフトによって背中の筋肉量を底上げしたい場合、素手よりもパワーグリップを使用した方が、多くのレップをこなせるからです。
一発だけ高重量を挙げるなら液体チョークでの素手リフトもパワーグリップもそこまで差はない感覚ですが、レップ数をこなすときは、パワーグリップの方が都合が良いと感じます。
なぜなら素手リフトはバーベルの握り方をオルタネイトグリップといって左右逆に持つ必要があるからです。

オルタイネイトグリップは握力がなくても高重量のバーベルを持つことのできる方法ですが、手の向きが逆なので、背中の筋肉への刺激が左右で異なってしまいます。
背中の左右で筋肉のつき方に差が出ると左右のバランス差から思わぬ怪我に繋がるので、オルタネイトグリップで行う際は、セットごとに左右の持ち方を逆にするといった工夫をするのが望ましいです。
ただ、パワーグリップを使用することでセットごとに持ち手を逆にしなくても、常にダブルオーバーハンドグリップ(左右の持ち手の向きが同じ)で持つことができます。
これによりある程度の高重量で高レップを行なっても背中の筋肉のつき方に差は出なくなり、かつ背中の筋肉量を増やすことができます。

おすすめのパワーグリップはゴールドジムのものです。
今まで様々な種類のパワーグリップ(5種類以上)を試してきましたが、ゴールドジムのものが使いやすさやグリップ力、耐久性のバランスが最も良かった印象です。
値段は他のものより高めですが、長期にわたって使用できることを考えるとコスパは実は良いと思います。
(2000円くらいの安価なものを買うと240kgくらいの重量でちぎれることがあります😅)
動画でもパワーグリップについて紹介したので良かったら見ていってください!
⑥ニースリーブ
ニースリーブは「スクワット」際に装着するアイテムです。
主に膝の怪我防止やボトムからの反発力の強化を果たします。
僕はパワーリフティングを初めて半年以上が経ってスクワットが伸び悩んでいる時期に購入しました。
SBD社の最高品質のニースリーブを購入したので、値段は10,780円と高かったのですが、効果は抜群でした。

(ホームページから購入できます)
装着時の様子

引き上げるのにコツが若干いります。)
僕は普段の練習ではあまり使用しないのですが、MAX重量に近くなると履くようにしています。理由は履くのに時間と手間がかかり面倒だからです。
購入当初はきつすぎて履けずしばらく放置していたのですが、生地を伸ばしてたり、付け方のコツを他の方から教わりなんとか履けるようになりました。
(ちなみにサイズはXLです。)
効果のほどは、正直怪我防止レベルではなく、完全にギアとして認識するのが正しいように思えるほどMAX重量の更新に役立ちます。
僕はニースリーブを使用した最初の大会でスクワットのPRを20kg更新することができました。
僕の例はかなり極端なのですが、一般的な基準でも10~15kgはMAX重量更新に影響がある印象です。
トレーニング始めてたの方は素の力を伸ばした方が長期的に見たら成長するとは思いますが、
自体重の2倍近い重量をあげるようになってきて成長が鈍化してきたら、ニースリーブを購入し、怪我予防とともに記録の成長を目指すのもお勧めします😄
動画でもニースリーブの効果についてお話ししているので良かったら見ていってください‼️
まとめ
以上6点がパワーリフティングのトレーニングの際に必要になってくる器具です。
他にも大会に出る際に必要なシングレットや、ベンチプレスの際、肘を守るエルボースリーブなど紹介したいものはたくさんあるのですが、パワーの練習ということを考えたら以上の6つが重要度では上の方だと思います‼️
動画では、
「1万円以内でパワーリフティング用具を揃えるとしたら何を買うか」
「パワーリフティング大会に出場の際に必要になってくる用具」についてもお話ししているので良かったらそちらの動画も見ることをオススメします‼️
今後もパワーリフティングや筋トレについての記事をアップしていくのでよろしくお願いします!
それではまた次の記事で!
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