とにかく全てが素晴らしい舞台だった。
あのサラの歌なら、ただ暗闇につっ立って
歌ってもそれだけで完璧に満足だったし、
ショーの構成だけでも、満足出来たろう。
それがダブルパンチで来るのだから、
参ったとしか言いようがない。
舞台裏で見た衣装たちも、サラが着て
舞台に立つことで、命を吹き込まれたように
輝いていた。
メルヘンチックなブランコに載ったり、
寝そべったり、チャリンコ漕いだり・・・
そんなことしながら、あんな声で歌うなんて、
いったいどんな仕掛けなんだ、サラの身体は!
舞台裏で「なんだこのチャリ、邪魔だな」と
思った自転車は、3Dの不良ウサギ集団に
バイクで追われる、という、ショーを見てないと
何だか分からない場面で
赤ずきんちゃんの扮装のサラが漕いでいた・・・。
これには、ちょっとウケた。
サラも、ウケ狙いだったかも知れない。(←違うと思う)
例の最新3D装置は、様々な場面でふんだんに使われ、
歌うサラの背景になり、またサラを隠す幕となり、
サラが一瞬で消えたり現れたりしているように見える
面白い仕掛けになっていた。
私の大好きな曲「hijo de la luna(月の息子)」では
さざ波のようなモチーフを背景に、サラを8人の
バックダンサーが丸く周りを囲み、
まるでシンクロナイズド・スイミングをしているように
見える、不思議な映像になっていた。
・・・のだと思う、多分。
というのも、既に書いたように、私の素敵なお席は、
2階席だ。
はっきり言って、そんな風に立体的に見えない!(笑)
多分アリーナの人には、サラたちが空中に浮かんでいる
ように見えるんだろうが、2階席からは、皆が普通に
床の穴に寝てるの見えるし!(笑)
「浮かぶサラ」をちょっと観たかった・・・。
「アリーナの、ブルジョワの奴らめ〜!」
と、心の中で悪態をついたが、よく考えてみたら、
アリーナもお値段は同じで、余計虚しくなった・・・。
とはいえ、3Dの鏡に映った部分と、実態の両方が
見られたのも興味深かったので、それはそれで楽しんだ。
また、別の日には楽屋に居ながら出なかったという噂の、
アレッサンドロ・サッフィーナさんとのデュエットも
3曲聴けたし、楽しくて素晴らしい、夢のようなショーだった。
完全に満足しきっていたが、この後、ついに「ご対面」が
あるのだ!
いいのか、こんな素晴らしいショーをやってのける、
世界一の声の持ち主に、とりぴよなんかがお会いして?
さぁ、ついに「サラ・ブライトマンに会って来た!」も
そのカテゴリ名にふさわしい瞬間に近づこうとしている。
が、終わりまではまだ数回ある。
うんざりせずに、広い心を持って、お付き合い願いたい。